エアコンの2027年問題とは
皆さんこんにちは、じゅうしんの山口です。
今年は例年以上にエアコンの不調に関するご連絡が多くあり、一部の特殊なケースを除いて、本体の交換をすることが多かった夏になりました。
ただ、9月の中旬になっても残暑が続きそうですし、ここ数日に至ってはかなりじめじめしていますよね。
まだまだ、冷房・除湿の出番は続くと思われるので、何か気になることがあれば、すぐにオーナーや管理会社に相談しましょう。
エアコンのことを調べていると、気になる問題が起きていることが分かりました。
「エアコンの2027年問題」です。
特に賃貸物件オーナーや管理会社には大きな影響が出てくることが予想されます。
このエアコン2027年問題を簡単にご紹介いたします。
エアコン2027年問題の概要
エアコンの2027年問題とは、冷媒ガスに関する規制が大きな転換点を迎えることを指しています。
現在、多くの家庭用エアコンには「R32」や「R410A」といった冷媒ガスが使われています。しかし、これらは温室効果ガスの一種であり、地球温暖化に大きな影響を与えることから、国際的に使用削減や禁止が進められています。
日本でも環境対策の一環として、2027年以降はR32冷媒を搭載した新規エアコンの製造・販売が制限される見込みです。つまり、従来型エアコンの市場流通が大きく変化するのです。
この新規制は、このような影響を及ぼすと考えられます↓
1. エアコンの買い替えコスト増
2027年以降、従来の冷媒を使った新機種は販売されなくなるため、次世代冷媒(例:R454Cなど)に対応した新モデルが主流になります。
これにより、当初は価格が上がる可能性があります。
2. 修理が難しくなる可能性
古い機種を使い続けていて故障した場合、冷媒ガスの入手が困難になる可能性があります。結果的に修理よりも買い替えを選ばざるを得なくなるケースも出てくるでしょう。
3. 業界全体の入れ替え需要
規制強化に伴って、エアコンの大量買い替え需要が発生すると考えられています。特に、事業用施設やマンション一括管理など、大規模な入れ替えは市場に大きなインパクトを与えることになります。
賃貸経営に与える影響は?
賃貸物件のオーナーには、上記の新規制による影響が、より大きなものになってきます。
上記の事象に加えて、複数物件・複数戸を所有されている方にとっては、集中的なコストが発生する恐れがあります。
規制後に一斉に故障・交換が重なると、設置業者の手配が困難になったり、価格が高騰する恐れがあり、そうなった場合は大きなコストインパクトとなります。
対策とまとめ
今からできる対策としては計画的な入れ替えを実施することです。
築年数が経過している物件や、10年以上経過したエアコンは、2027年を待たずに順次交換していくのがおすすめです。分散して入れ替えを行うことで、費用の集中を避けられます。
その際に最新モデルのエアコンを導入すれば、物件価値の向上にもつながります。
最新モデルは省エネ性能に優れており、電気代削減の効果が期待できます。入居募集時に「新型省エネエアコン完備」とアピールすれば、入居者満足度や競争力アップにもつながります。
エアコンの2027年問題は、単なる環境規制ではなく、賃貸経営に直結するリスクです。
・修理困難による交換リスク
・入居者クレームの増加
・コスト集中による資金圧迫
こうしたトラブルを防ぐためにも、今から計画的にエアコン更新を進めることがオーナー様の資産を守る鍵となります。
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