「実は“暑さ”より危険?家が寒いことで起きている健康リスクと、今すぐできる対策」
「冬の家が寒いのは仕方ない」
「冬の家が寒いのは仕方ない」
そう思っていませんか?
実は日本では、家の寒さが原因で体調を崩したり、命に関わるケースが非常に多いことが分かっています。しかもこの問題は、北海道のような寒冷地よりも、関東以西の“比較的温暖な地域”で多いというから驚きです。
・日本は「寒さ」による死亡リスクが高い国
海外の医学研究では、気温が健康に与える影響を調査した結果、
日本は「暑さ」よりも「寒さ」による健康被害の割合が非常に高い国だと指摘されています。
寒さが原因となる死亡リスクは約10%。
これは、寒さの厳しいカナダやスウェーデンよりも高い数値です。
理由のひとつが、日本の住宅の断熱・気密性能の低さ。
外はそこまで寒くなくても、家の中が冷え切っていることが、体に大きな負担をかけているのです。
ヒートショックは「寒さ問題」の一部にすぎない
冬場に多い事故として知られる「ヒートショック」
しかし、寒さの影響はそれだけではありません。
室温が低い環境では、
・血圧が上がりやすくなる
・血管が収縮し、心臓や脳に負担がかかる
・呼吸器系の免疫力が下がる
といった影響が続き、心疾患や呼吸器疾患のリスクが高まるとされています。
しかも寒さによる体への影響は、数日ではなく数週間続くと言われており、じわじわと健康を蝕みます。
・寒い家は「転倒・骨折」も増える
もう一つ見逃せないのが、家の中でのケガです。
寒いと筋肉や関節がこわばり、動きが鈍くなります。
その結果、転倒や転落が起きやすくなり、骨折やねんざにつながります。
実際に、高齢者が要介護になる原因の上位には「転倒・骨折」が挙げられており、
寒い家に住んでいる人ほど、ケガのリスクが高いことが分かっています。
家が暖かいと、睡眠の質も変わる
断熱性能の高い家では、室温が一年を通して安定します。
その結果、夜も寒さで目が覚めにくくなり、睡眠の質が向上します。
重たい布団や着込む必要がなくなり、
夜中のトイレの回数が減ったという調査結果もあります。
快適な睡眠は、体調管理だけでなく、日中の集中力や生活の質にも直結します。
・目指したいのは「断熱等級6以上」
新築や大規模リノベーションをするなら、
目安となるのは断熱等級6以上+高気密。
このレベルになると、
・結露が起きにくい
・エアコン1台で家全体が快適
* 光熱費も抑えやすい
といった住環境が実現します。
まず取り組むべきは「窓の断熱」
とはいえ、「今から建て替えは難しい…」という方も多いはず。
そんな場合に、最も効果が高く、現実的な対策が“窓”です。
既存の窓の内側にもう一枚窓を設ける「内窓(二重窓)」は、
1か所あたり短時間の工事で、体感温度が大きく変わります。
多くの住宅では、熱の出入りが最も多いのが窓。
窓を改善するだけでも、室内環境は大きく向上します。
・補助金を使えば負担も軽減
現在は「先進的窓リノベ事業」など、
窓の断熱改修に対する国の補助制度も用意されています。
条件次第では、工事費の大部分が補助されるケースもあり、
費用面のハードルは以前より下がっています。
・寒さ対策は「快適」だけでなく「命を守る投資」
家の寒さ対策は、
「光熱費を下げるため」だけではありません。
健康を守り、ケガを防ぎ、
長く安心して暮らすための住まいの基本性能です。
今の住まいでできることから、
少しずつ見直してみてはいかがでしょうか。
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