不動産価格は今後どうなる?約4割が「まだ上がる」と予想
2026年3月、野村不動産ソリューションズが発表した「住宅購入に関する意識調査(第30回)」によると、今後の不動産価格は上がると考える人が42.2%という結果になりました。
この調査は、同社の不動産情報サイト「ノムコム」の会員を対象に実施され、948人から回答が集まっています。
今回はこの調査結果から、現在の不動産市場の動きをご説明させていただきます。
不動産価格は「上がる」が最多
今後の不動産価格についての回答は次の通りです。
・上がると思う:42.2%
・横ばいで推移:30.4%
・下がると思う:19.7%
・わからない:7.7%
「上がると思う」という回答は6回連続で40%を超え、今回も最も多い結果となりました。
価格が上がる理由としては、
・建築資材の高騰
・人件費の上昇
・円安の影響
・低金利環境
などが挙げられています。
特に都心マンションの価格高騰はニュースでも取り上げられており、「下がる要因が見当たらない」という声も多く見られました。
今は不動産の「売り時」?
今回の調査では、「今は不動産の売り時か?」という質問も行われました。
結果は次の通りです。
・売り時だと思う:22.1%
・どちらかといえば売り時:55.6%
この2つを合わせると、77.7%が「売り時」と考えていることになります。
実はこの結果、19回連続で売り時と考える人が多数派となっています。
売り時と考える理由は主に以下の通りです。
1位:不動産価格が上昇していると感じる
2位:好条件で売却できる可能性がある
3位:購入検討者が多く需要がある
つまり、市場としては売り手に有利な状況と感じている人が多いことが分かります。
住宅ローン金利は上がると予想する人が9割
さらに、今後の住宅ローン金利についての質問では、
「上昇する」と考える人が91%
という結果になりました。
これは、調査を開始した2021年以降で最も高い割合です。
金利が上がる前に購入を検討する人が増える可能性もあり、今後の住宅市場にも影響してきそうです。
中古住宅購入を後押しする制度も
また、2026年度の税制改正では、既存住宅(中古住宅)の住宅ローン減税の条件緩和が予定されています。
この制度については、
・ よく知っている
・ある程度知っている
・聞いたことがある
を合わせると、約69%が認知しているという結果になりました。
さらに、約61%の人が「住宅購入の後押しになる」と回答しており、中古住宅市場の活性化にもつながる可能性があります。
最後に
今回の調査から見えてきたポイントは次の3つです。
・ 不動産価格は「まだ上がる」と考える人が最多
・約8割が「今は売り時」と感じている
・住宅ローン金利は上昇すると予想する人が9割
不動産市場は、価格上昇・金利上昇の両方が意識されている状況と言えるでしょう。
売却を検討している方にとっては、
「今の相場を知ること」がとても重要なタイミングかもしれません。
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