選んではいけない有料老人ホーム

在宅での介護の限界でやむなく老人ホームを探す方も多いと思います。限られた年金や預貯金、資産で数十年・・・と考えたときもしもの大病や出費を考えできる限り費用を抑えて入居できる老人ホームを探すときの参考に「ダメな特徴」教えます。

有料老人ホームは老人福祉法第29条第項の規定に基づき、老人の福祉を図るために、居住地の提供の他、心身の健康保持及び生活の安定を提供する施設です。 設置には各都道府県に届け出を提出し、最終的な管轄省庁は「厚生労働省」になります。

残念ながら無届で運営されているところもあるようです。当然届け出をしていなければ厚労省の定めた基準が守られているか外部からの指針、勧告のしようもないので経営者が利益のみを追求する介護サービスとなると・・・

但し、この届出は厚生労働省の指針に必ずしもすべて合致していなくても都道府県は「届け出を拒めない」という事です。

勿論、料金は重要ですがパンフレット上での料金と合わせて実際の契約書に書かれている利用料金の種類「居住費」「食費」「管理料」「サービス費」「水光熱費」などどの料金が月々の定額費用に含まれているのか、含まれていないのかを契約前に明確に説明しない老人ホーム・・・あります。

表面上「月額利用料10万円」ですが、「洗濯、掃除、水光熱費、リネン代、通信費、介護器具リース代、汚物処理費」等本当に使っているのかよくわからない自費加算が積み重なり介護保険サービス自費負担分を別にしても毎月20万円を超える請求？？？という施設も実際にあるようです。

因みに、「月額利用料1８万円」で洗濯も掃除もリネン交換もきちんとしてくれて毎食出来立ての温かくおいしい食事ができる老人ホームを私は知っています。

残念ながら、施設に入った途端「糞尿」臭い老人ホームがあります。

おそらく人手不足から頻繁なオムツ交換が難しかったり、汚れたものを放置せざる負えない状況が伝わります。

という事は、手が回りきらなくて適切な介護や見守りが行われない事も？人手が足りず疲弊したスタッフは弱き所へ八つ当たり！となると老人ホームで起こる「事件」につながる可能性も・・・

臭いのみですべてではないと思いますが、スタッフの表情や行動で「絶対避けるべき老人ホーム」を見極めて頂きたい。

有料老人ホームは民間企業により運営経営されているので時にうまくいかないと破綻してしまう可能性もあります。

運営者が居なくなると終身利用権をもとに契約した入居者には約束されたはずのサービスの提供が住む処が無くなる可能性もあります。

そこで、入居を決める前にその老人ホームが健全に運営されているのか否か財務諸表及び事業収支計画書の開示、さらに、必要に応じて、貸借対照表、損益計算書等の財務諸表の提出などを求めて経営状況を把握する事も場合により必要です。

入居後も定期的な運営懇談会などで経営状況を把握できれば良いのですが

このような情報の開示を拒んだり運営懇談会を確たる理由もなく行わない老人ホームは少し疑っても良いかと思います。

また、一時金で数百万円から数千万円契約時に支払う場合はその返金方法や償却金額の他、「保全措置」の有無を是非確認してください。

先ずは、きちんと老人ホーム選びの知識のある人に相談してください。

老人ホーム選びの知識のある人とは「介護施設で働く人」や「ヘルパー」「ケアマネージャー」ではありません。「老人ホーム紹介センターの相談員」です。

家の住み替えをするときは「不動産屋の仲介スタッフ」にお願いするのと同じで「大工さん」や「水道屋さん」には相談しませんヨネ。

老人ホームも住まいなので体の状態や環境の変化で住替えることは間違いではありません。ただ、より良い暮らしを求めるなら自己流の狭い知識だけで探すのではなく【無料】で住替え先のアドバイスをしてもらえるプロに頼る事をお勧めします。

失敗を【我慢】しないでください。

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