鍵がなくて物件の内見ができない場合がある！？

　こんにちは、賃貸営業の村西です。先日、他社管理物件の案内前の下見に、管理会社に鍵を借りに行き、いざ賃貸物件に到着し、鍵を利用するとオートロックのキーが開かず、下見、お客様に送る撮影ができませんでした。

　今回は、お客様が同行していなかったので良かったのですが、もしお客様がいらっしゃったら内見希望の賃貸物件に入れないことになりますから困ってしまいますよね。

　なぜそういったことが起きてしまうのか、どうすれば予防・対処ができるかを書いていきたいと思います。

　皆さんはお部屋探しをする際にSUUMOやat-homeを利用していますか？

　最近はカナリーだったり多くの物件探しアプリも登場してきていますよね。ですが、結局は多くの場合で不動産会社に足を運ぶことになります。SUUMOやat-homeは理想の住まいを探すために使用しますが、「いざ内見をしよう！」と思った際には賃貸を行っている不動産会社が立ち会う場合が多いです。

　私たち賃貸営業は、SUUMOやat-homeを見てお問合せしてくださったお客様の希望条件を聞き、お問合せしてくださった物件に近いもの、より良い条件の物件をいくつか紹介します。紹介した中でお客様が気になるものがあれば、すぐに管理会社に手配をして最短その場で内見にお連れするという流れになっています。

　内見の手配は、該当物件の管理を行っている不動産会社に連絡して行います。

　他のお客様が申し込んでいないか、内見は可能か、鍵はどこにあるのかを聞き、内見が可能だった場合は管理会社指定の方法で鍵を入手します。多くの場合は現地か鍵取りです。稀に立ち合いという方法をとっている管理会社もあります。

　【現地】

　現地の場合は、ポストや現地設置KB（キーボックス）の場合が多いです。ポストの場合もKBの場合も、管理会社からの内見許可後にポストの解錠方法、KBの場所と解錠方法を管理会社に教えてもらいます。

　"メリット"としては、管理会社の担当者が席を外していたとしても鍵の場所を教えることができるということが挙げられます。ですが"デメリット"として、解錠番号をすでに知っている仲介会社が勝手に入るリスクがあることや鍵の場所、解錠番号が変更になった際に社内でしっかりと認知・共有できていないとトラブルに繋がってしまうという点が挙げられます。

　後者に関して、特に大手の場合は、自社の管理物件を見たことがなく、KBの場所を把握していない場合が数社あったので、管理会社は楽な反面、しっかりと社内で報告連絡がされていないと仲介会社に迷惑をかけてしまうということになります。

　じゅうしんも管理を任されている賃貸物件が複数あるので、しっかりとコミュニケーションをとって賃貸部一体でトラブルを予防していきたいですね！

　【立ち合い】

　割合でいうと鍵取りよりも少ないのですが、文章の構成上２番目に紹介させていただきます！立ち合いはその名の通り、お客様と仲介会社の二者に加えて「管理会社」もしくは「オーナーさん」の第三者が内見に立ち会うというものです。

　管理会社やオーナーさんの審査で入居不可になってしまう場合もあるので、申し込み前に管理会社やオーナーさんに会って相性を確かめたり実際に疑問を直接聞くことができるのは大きな"メリット"たと思います。ただ、内見時間を管理会社やオーナーさんに合わせる必要があるので、すぐに内見することができない可能性があるという"デメリット"もあることを忘れてはなりません。それに、内見するときにいろんな人に見られるのは緊張しますよね。

【鍵取り】

　今回トラブルが起きてしまった入手方法は鍵取りでした。鍵取りは主に３パターンあります。１．管理会社に直接取りに行く　２．管理会社から鍵を預かっている不動産屋に取りに行く　３．物件のオーナーさんのもとに取りに行く　です。

　「１」と「３」は、鍵を持っている対象が異なるだけで仕組みは同じです。仲介会社が直管理会社orオーナーさんの家に行きます。名刺を渡して鍵を預かり、内見終了後は借りた対象に返しに行くという流れになります。オーナーさんの鍵取りは正直緊張します笑

　一見、確実に鍵を受け取れてトラブルがないように思えますが、鍵取りにもメリット、デメリットが存在します。"メリット"としては、仲介会社に勝手に中に入られる心配がないことや鍵の解錠番号の伝達ミスが起きないということがあります。一方で、誤った鍵を渡されてしまう可能性、オーナーさんの都合が合わず鍵取りができない可能性があるという"デメリット"も存在します。ただ、前者のデメリットに関しては自社管理物件の鍵を渡すので、稀なことであると言えます。私は、インターン期間中に先輩社員の案内に同行したときに一回あったきりです。ただ、起きうるのは事実なので気を付けなければなりませんね！

　

　今回トラブルが起こってしまったのは「２．管理会社から鍵を預かっている不動産屋に取りに行く」パターンです。ここまで長くなってしまったので続きは＃２で書かせていただきます！！

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