悪徳〇〇士に注意!!
義弟の老人ホームご入居をお手伝いさせていただいた高齢の女性から久しぶりのご連絡は耳を疑うような「成年後見人」の所業・・・
お電話口で大いに嘆かれていました。
後見制度
後見制度には、後見開始前に契約をする「任意後見」と裁判所で後見人を選任する「法定後見」があります。任意後見は親族などがなる事も出来ますが、法定後見は「弁護士」「司法書士」「行政書士」「社会福祉士」などの有資格者が選任されます。
横浜市ではこの他に市民が役を担う【市民後見人】が一定の条件の元選任されることもあります。
任意後見も法定後見も後見の開始には「家庭裁判所」への申立てから後見の開始となります。任意後見は後見監督人が選任されてからの開始となります。
義弟の今後を思っての任意後見依頼
義理の弟さんは、障害をお持ちで自己決定能力が少し乏しい方でした。ご主人が亡くなり身寄りも無く、体調をくずされた事もあり一人暮らしの限界から義弟の相続財産である生家を処分し施設に移り住みました。
自宅売却の際に相談したのが後々不満ばかりが募る○○士の先生だったそうです。
本来、後見とは本人の財産等の管理と併せて権利擁護や身上監護も行うのですがこの方は最低限の事務作業のみ。入った施設も中々の酷い所でご相談者の義姉が見かねて私にご相談頂いたのがお付き合いの始まりでした。
正しい解約、正しい契約は成年後見人のお仕事
きちんと、ご本人にあった老人ホームを選んでお引っ越し頂きましたが、その際も元の施設の解約手続きや引っ越し先への書類の手配・・・とても時間がかかりました。お忙しいとは思いますが、しつこいほどにお願いして約3ヶ月後やっとお引越しも完了しました。
その後、健やかにお過ごしと聞いていましたが、その義弟さんがつい先日お亡くなりになったそうです。
どうやら、病気で既に治療もできない状態になってしまったのがご入居後の定期健診から専門医受診で発見されたそうでもう少し早く見つけていればと義姉さまは悔やまれています。
何もしない成年後見人
入院の手続き、支払い全てお姉さまがしつこく請求しないと動いてくれず、細かな支払いなどは今も建替えたまま。
入院中ただの一度もお見舞いに来る事も無く、危篤の連絡にも何の対応も無かったと義姉は嘆きます。
勿論、葬式にも全く介せず、葬儀の費用、焼き場の費用も義姉が建て替えたままとなっているそうです。
まさか??横領!??
確かに後見業務は死亡をもって終了となりますが、病院代、老人ホームの解約、葬儀費用等の精算は必要な業務です。
これについては何もないまま、偶然役所で死亡にまつわる様々な届と手続きをしているところに「葬祭費」請求で成年後見人の○○士に鉢合わせ!義姉の顔を見ると気まずそうにすごすごと帰って行ったそうです。
何故?勿論、後期高齢者医療保険の返却と併せて「葬祭費用支給申請」をする事も成年後見人としては死後事務として行う事もありますが一体なぜ気まずそうに、姿を消すのか?不思議な行動に義姉様は不信感ばかりが増したのは当然かもしれません。
最後は裁判所へ
後見終了後、きちんと裁判所へ事務報告を行い。預かった資産、財産を全て法定相続人へ引き渡す事になりますがこの何かと面倒を見た義姉様がそれらを相続できるか否かは少し微妙なところで今後、法律相談をするそうです。
後見制度も長所短所があり、其々の立場や財産、家族関係で利用した方が良いのか悪いのか其々なので複数の専門家と中立性のある相談員に話をすると良い方法が見つけられると思います。
何より、「慎重に」選択する事をお勧めいたします。
詳しい施設資料、見学会参加ご希望の方は(ご家族も是非ご一緒に)お気軽にお問い合わせください。
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