老人ホームは姥捨て山か?!
先ずは、この記事があくまで私見であることを前置きさせていただきます。
老人ホームは「姥捨て山」か否か?
私は今まで老人ホームを実際にご紹介させていただいた利用者様本人やご家族からのいくつものお話から姥捨て山のような施設もあれば楽園のような施設もあるというのが現実と考えます。
まるで姥捨て山ですよ「あそこは」!
利用者本人もご家族も口をそろえて「あんなところ」という有料老人ホームは実際にあります。
高齢の方の自宅での生活が難しく、娘さんや息子さんが同居しての介護が現実的に難しいそんな時に「老人ホーム」への移り住みを考える方は多くいると思いますが目先の利用料の安価さにつられて契約して実際に生活をはじめると「このお手伝いは追加料金がかかります」「ゴミ箱のごみ回収は週2回目から別料金です」部屋に落ちているごみ一つ決められた回以外は拾うこともしない、お見舞いの花もいつまでも放置されすっかり枯れ落ちた状態でも片付けられずに放置、トイレの介助もほとんど行われず強制的にオムツにされた挙句決められた回数以外の交換は無し、どうしてもという場合は別料金・・・
結局ご家族が足しげく老人ホームへ通い介護をしないと人間らしい住環境も保たれないという「あんなところ」
何人となく住み替えの相談を頂き別の老人ホームに移り住んでいただいています。
ご家族がきちんと看られていた方はこの「姥捨て山」から大切な親御さんを救い出すこととができましたが、ご利用の高齢者本人がきちんと訴えることができない場合や老人ホームに親御さんを押し付けて関心をなくすご家族にとってここは正に「姥捨て山」のようです。
ここは「楽園」!!
傍から見ると、とても危なっかしく古い家で一人暮らしをする高齢の方がどなたも口をそろえて、隙間風があっても、段差がたくさんでも、片付けができていなくても、ちゃんとしたご飯が食べられなくても、お風呂が面倒でも「わが家が一番」「ずっとここで暮らす」とおっしゃいます。
が、現実はそうもいかず「段差でつまづき骨折」「圧迫骨折」「栄養不良」などの入院をきっかけに自宅での生活は難しいとお医者様やケアマネージャー、ご家族の勧めで嫌々移り住んだ「老人ホーム」を「楽園」と言う利用者の方がいます。
入居当日、脱走事件のおじいちゃん
認知症で「徘徊」「誤食」未遂を何度も繰り返し流石に家族での見守りは難しいと「老人ホーム」に入居したおじいちゃん。
多分に漏れず「わが家での暮らし」にこだわっていて施設に連れて行くのも一苦労、なだめすかし「旅行」と誤魔化し何とか部屋へ入ってご家族は老人ホームを後にしましたが数時間後ご家族に「T次郎さんの姿が見えなくなりました、ご自宅へは戻っていませんよね」と連絡がありましたが、程なく老人ホームの敷地内にいるところを無事に保護されたと報告があったそうです。
翌日、やはり無理なのか、家に連れて帰ったほうが良いのではないかと老人ホームへ面会に行くとまるで何もなかったように上機嫌でラウンジで大好きなコーヒーを飲んでいました。面会を終え帰るとき引き止められたり一緒に帰ると言い出したら困るなと思っていたところ思いのほかあっさりと「じゃ、また。」と言われ少し気抜けしたようです。
また、後日面会に行った時には「また来たのか、用があるときに呼ぶからそんなに来るなよ。」とニコニコ顔で言われてしまったそうです。
そして心なしか自宅にいた時より明るく楽しそうな笑顔が見られ
このご家族にとってここは間違いなく「楽園」なのだと思います。
死んでもほかのところへ行くもんか!絶対に家に帰る!
90半ばの江戸っ子おばあちゃん、当然のことながらご近所では「主」生き字引のような存在でしたが体の衰えには逆らえずとうとう「圧迫骨折」から入院となってしまいました。一通りの治療を終え当面は「老健」でリハビリをして自宅へ戻るつもりのおばあちゃんでしたがリハビリを重ねても杖はおろか歩行器がないと歩けない状態で通常は車いすなので段差だらけの自宅での一人暮らしは到底できるわけが無いので「老健」の期限後は「老人ホーム」への住み替えになります。
ご家族曰く頑固で気難しいおばあちゃんで老健の職員もほとほと手を焼き、おばあちゃん自身も不満だらけで早く老健を退院したいとの思いから先ずは「一時的に、老人ホーム」という考えで納得いただきご入居されました。
都心の古い住宅街はビルに囲まれ日もあまり射さない暗いご自宅に生活されていたおばあちゃんからすると移り住んだ「老人ホーム」は郊外の景色が良く日が燦々と入る明るい部屋、晴れた日には沈む夕日と富士山を眺めることのできる別荘ライフとなったようです。
新しくできたばかりの施設だったのでおばあちゃん「ここ」でも主になり満足。更には自宅に帰るために一生懸命頑張るリハビリもここでの生活の一部になっているようで満足な日々を過ごしているとご家族からご報告いただいています。
東京の家の話は???今は特に口にすることもなく毎日楽しく生活しているようです。
ここもきっと「楽園」ですね。
「姥捨て山」も「楽園」も紙一重
ある家族にとっては「楽園」の老人ホームも利用者の性格や体の状態などでミスマッチになってしまうと「姥捨て山」になってしまうこともあります。
老人ホーム選びは慎重に、そしてスピィーディーに進めることが大切です。コストパフォーマンスが高く良い老人ホームは満室であることも多くタイミングが大事です。
また、ミスマッチをしない為には「お部屋探し」や「マイホーム探し」で不動産仲介のプロを頼りにするのと同じく老人ホーム選びは老人ホーム選びのプロにお願いすることをお勧めします。
老人ホーム選びは不動産仲介と違い「仲介料」は不要「無料」で相談できるので是非ご利用ください。
最後に余談ですが、冒頭に「姥捨て山」として例に出した「あそこ」を「楽園」と呼ぶ方には今までお会いしてません。また、介護の現場で働く方やケアマネージャーからも良い施設という話を聞くことは今のところありません。
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