老人ホームの選び方の失敗
介護業界に携わる方も体験してしまった「親を施設に入れた後悔」のはなし
お母さまの異変に気付いたのはご近所からの苦情でした
父親が数年前に脳梗塞で亡くなり、一人暮らしになった高齢の母親は心配でしたが同居する余裕はなく当時は全く問題なく元気でいたので気にかけてはいたつもりでしたが日々の仕事の忙しさもあり車で1時間ほどの距離を行き来するのもすっかりご無沙汰してしまい気づけば半年以上直接会うことはありませんでした。
そんな中、ご近所の方が母親の異変に気付き「地域包括」の方に相談、そして娘さんに連絡が・・・「認知症状がみられるようです」との事であわてて駆けつけるとご近所の方から「お母さん最近突然、夜に表に出て叫ぶのよ!」「裸足で外をウロウロする事もあるのよ!」等など介護業界に携わる娘さんとしては十分に認知症状を疑う状態である事は理解できました。
このままお母さんを一人にしないでほしい
ご近所の方々はやはり火の始末や、ご本人の安全を思うと「一人で置いておかないで」と言われ慌てて母親の入れる施設を探すことになりました。
介護業界に携わっている自負もあり知り合いに声をかけ母親の年金と預貯金で何とか賄えるできる限り安価な施設探しを開始、幸い知り合いの紹介で「老健」に空きがあり入所となりましたが・・・
最後まで「帰る!」と言い続けた母
認知症状の方にはありがちですが、絶対といっても良いくらい施設へ入る事を快諾する人は皆無。
お母様も多分に漏れず住み替えなど認める訳もなく「家に消毒が入るから少しの間家を空けなければならない」と騙して「老健」に連れてきました。
娘さんとしてはせめてでも母親の為に多床室ではなく老健の中でも差額の出る個室に入所としましたが入ってから1週間が過ぎてもスーツケースを空けることをせず職員へも備え付けの収納ダンスへ衣類を移し替えさせません。
毎日毎日「帰る」と言い続けていたそうです。
そもそも「老健」でよかったの?
介護保険法第8条第28項では、「介護老人保健施設とは、要介護者であって主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設」であって、認知症の方の生活施設ではないのです。
施設に入れた後悔
3年間老健に生活して、帰りたいと最後まで叫び続けた母親にこの娘さんは今でも後悔と自責に胸が痛くなると話していましたが施設選びを失敗したのですから状況は已む負えない事なのでしょうが・・・なぜ施設選びの専門家に相談しなかったのでしょうか?
施設選びは専門家に相談する事をお勧めします。
私の知る限りでは、認知症状にかかわらず住替える当初は騙すような形でお引越ししても多くは1週間もするとすっかり馴染み「帰りたい」と言い続ける方は見たことがありません。
こんなこともありました老人ホーム脱走未遂
また、ミスマッチで入ってしまった施設の住み替えなどもスムーズにアドバイスできるそれぞれの老人ホームや施設を熟知した相談員が解決しています。
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