普通借家と定期借家の違いについて
賃貸のお部屋探しでSUUMO・at homeなどのポータルサイトを見ている方、不動産会社さんにご相談されたことがある方には「定期借家契約」という言葉を聞いたことはありませんか?
お部屋を借りる側としては不利になるという情報を目にすることもあるかもしれません。
しかし定期借家契約について理解をすれば借りる側にとってもメリットになる部分はあります。
今回はそんな定期借家契約についてお伝えしたいと思います。
定期借家契約はどういうときに出てくるのか?
定期借家契約が用いられるケースは以下の場合が多いです。
・4年間の地方や海外への赴任が決まり、その間それまでの自宅を開けっ放しにするのはもったいないので、定期借家契約で賃貸する。
・建物の老朽化が進み近い将来で取り壊しの予定があるため。
もしこれらのケースで普通借家契約を結ぶと「自分が戻ってきたときに家を使いたいのに使えない!」「建物の取り壊しができない!」という事態を防ぐことができます。
これだけではお部屋を貸す側のための制度と思われるかもしれません。
しかし借りる側にもメリットにできると部分はございます。
借りる側のメリット
定期借家契約で借りる側にメリットになるところは
・期間限定で借りることができる。
→普通借家契約であれば短い期間での退去は好まれません。入居前の段階で早期解約の意思があると伝えるとお断りされるケースもあります。
しかし定期借家契約であれば短期間での契約が可能な物件も出てくるので、ご自宅の建て替えやリフォームの間の仮住まいにできる物件があるかもしれません。
・相場より安く借りられる場合がある!
→前述のとおり定期借家契約では契約期間満了で貸主さんから契約を終了させることができるので、借主さんは家を明け渡さなければなりません。
それでは借主さんが一方的に不利になってしますので賃料を下げたり、礼金を無にするなど好条件で借りることができる可能性があります。
・掘り出し物の物件があるかも!
→本来賃貸をする目的はなかったけど、地方や海外への赴任の影響で自宅を貸し出すという場合は、普通の賃貸物件にはないような間取り・設備がある物件に出会えるかもしれません。家具が一通りそろっているケースもあるみたいです。
定期借家契約のメリットとデメリットを把握することで、お部屋探しの幅を広げることも可能です。
定期借家契約の中でも物件によってどういう条件なのかは変わってきます。気になる物件があるけど「定期借家」って書いてあるから不安だなと感じることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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