認知症
誰もがなりうる認知症ですが、たとえ認知症と診断されても家族や周りの人を苦しめずに自分らしく暮らしたい、暮らしてほしい。
それには、正しく認知症を理解し対処する事が必要ではないでしょうか。
認知症の経過とその特徴については概ね4段階に分ける事が出来ます。
軽度認知障害(MCI)
年齢と比較して明らかな物忘れがあります。例えば「短時間に何度も同じ確認をする」「最近の結婚式やお葬式など印象的で非日常な所への出席や場所、誰の?などの記憶が曖昧」
被害妄想や感情の起伏が激しい。
日常の事である「買い物」「調理」「交通機関利用」などは普通に行うことが出来ます。
軽度
過去の記憶「長期記憶」は問題ありませんが数秒前、数分前の「短期記憶」が失われることが多くなります。
料理の手順がわからなくなったり、味付けが極端に変わる。今日が「何月何日」かわからなくなる。「財布を盗まれた」などと言い出す。
家庭内での生活行動・排泄の支障は見られません。
中等度
記憶障害が進行し、自立した生活が難しくなります。例えば食事直後に「食事はまだ?」と言い出す。自宅にいるのに「家に帰る」と言う。自宅の近所でも迷子になるなどの徘徊。時計の文字盤が読めなくなる。の症状が見られます。
但し、周囲の手助けがあれば話をしたり、手仕事はできます。
重度
記憶障害が更に進行し、性格も大きく変化します。例えば、家族であっても認識できない。コミュニケーションが難しくなり表情も乏しくなる。
排泄、食事が出来くなったり、不潔行為などが見られるようになる。
運動障害が現れ寝たきりになる事もあります。
重度になると日常生活を一人で行う事は難しく、大きく介護の手が必要になってきます。
家族介護の限界兆候
夜も徘徊などの見守りで目が離せない、トイレ介助、入浴、着替え、等等で「慢性的な睡眠不足」
「ショートステイを利用しても休息が取れない」介護と仕事の両立で心も体も休まらない。家族もわかってくれない・・・疲れた。でも周りに相談したらひどい家族、冷たい家族と言われそう。
認知症状とそれに対する不安や恐怖、イラつきなど様々な要因で認知症の方へ暴言や暴力を行ってしまう。
介護度の上限のケアプランでサービスを利用しているが足りずに限度額を超えてのサービスが必要。自費の超過分負担が家計を圧迫している。
「頑張る事に疲れた」
これらの事を一つでも感じたら施設へ入居してもらう事を検討してください。
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株式会社 じゅうしん
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