後見人になったMissはたらくまん⑧

年々増加する成年後見の申立てに対応するできるよう、これまでの「弁護士」「司法書士」「社会福祉士」「行政書士」等の専門職や親族に加えて、身近な地域で成年後見制度が必要な方を支援できるよう横浜市では【市民後見人】が育成されています。

Missはたらくまんは「宅地建物取引士」として親族以外の後見をする稀有な存在となりました。

久しく「横浜市民後見人」の活動についてこちらに掲載していませんでしたが、粛々と活動させていただいています。

年1度の裁判所への「事務報告」横浜あんしんセンターで定期的に行っていただく「サポートネット」「全体会議、勉強会」への参加。

勿論、ご本人の面会・・・は残念ながらコロナによる施設の規制で数えるほどしか面会はかなっていません。

後見人になったMissはたらくまん⑥で書かせていただきました弟さんの葬儀も無事終え次は、納骨先「お墓探し」をする事になりました。

弟さんと共にだいぶ永く横浜にお住まいなので、条件が許せばお墓参りにも行ける現在のお住まいのお近くが良いのではといくつかパンフレットをお持ちしましたが、普段あまり望むことの意思表示をされない被後見人が生まれ故郷で眠るご両親の近くに行きたいとおっしゃられたのには驚きましたが要望をもらい少しうれしくも感じました。

・・・さてどうしたモノかと考え

さいわいな事に、仕事が長期休暇中だったので戸籍を頼りに東京都の山間部まで小旅行気分で参りました。

先ずは、役場で消息をと思い戸籍課の職員の方にアレコレ事情を説明していると近くの福祉担当の方がその１年前に直近で亡くなったお姉さまのご担当者でお姉さまを通じて私の担当の被後見人のご一家の事をご存じで、前の町長さんが被後見人の同級生で役所の福祉課の中では遠く離れて久しい被後見人の事も話題となっていたそうです。

やはり子供のころから人当たり優しく、いつも穏やかな性格の可愛らしい方だったと意図せず本人の人柄を知る事が出来ました。

お墓については残念なことに特に役所に記録があるわけもなく、近くのお寺に実際尋ねるしかないのですが、元は別のところから移り住まれたのでご両親が立てていなければお墓は無いのではと・・・

また、お姉さまが無くなるまで過ごされた施設が近くにあるとの事でしたのでお寄りするとお姉さまを担当していた職員の方がいらっしゃり生前のお姉さまの様子や生家の事などもお聞きすることができご実家の菩提寺はわからなかったものの思いのほか様々な事を知ることができました。

コロナとインフルエンザの関係で一般の面会はできないのですが「特別」に施設より許可を頂きロビーで面会。

故郷の写真をＩPadで再生、ご覧いただくことができとても喜んでいただけましたが、お墓については見つからないと報告させていただき、また一から探し直しとなりました。

ひとまず、お墓については近隣を含めてパンフレット集めから、その間しばらく傍に置いてあった弟さんの遺骨は葬儀社へ預かっていただく運びとなりました。

同時に進めていかなければならないのが相続です。

直近でお姉さまの遺産を相続しておりますので相続人は本人と姪御さんという事はわかっておりますが、正確を期するため資産状況も許すので裁判所の許可を頂き司法書士の先生へもう一人の相続人の姪御さんの同意も経てお願いすることにしました。

平素よりお付き合いのある先生なのでお言葉に甘え相続以外にも行政関係の届、申請もすべてお願いしてしまいました。

そして今後の心配は現在でも潤沢にある預貯金が更に増えて「市民後見」の範疇から逸脱してしまわないかという事。

常に、サポートしていただける横浜あんしんセンターの担当の方や裁判所に相談しながらお手伝いを続けていける事を望んでいます。

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