後見人になったMissはたらくまん⑦
年々増加する成年後見の申立てに対応するできるよう、これまでの「弁護士」「司法書士」「社会福祉士」「行政書士」等の専門職や親族に加えて、身近な地域で成年後見制度が必要な方を支援できるよう横浜市では【市民後見人】が育成されています。
Missはたらくまんは「宅地建物取引士」として親族以外の後見をする稀有な存在となりました。
成年後見人の実務 身上監護
成年後見人は被成年後見人が安心して安全に暮らせるように住環境を整えるお手伝いをします。在宅の介護が厳しい方の施設の入所契約や受けられるサービス制度の利用申請などを本人に代わり手続きします。
その他生活するうえで必要な契約ごとがある場合にも成年後見人は被後見人の代理で契約行為をします。
併せて市民後見人はより利用者の方に近い立場からご本人の趣味や趣向などを鑑み被後見人が望む豊かな生活のお手伝いをすることも求められています。
成年後見人の実務 財産管理
預貯金や現金の出納管理、年金などの申請や受取税金の申告・納税、動産・不動産の不動産の管理処分のほか遺産分割の手続きを被後見人に代理して行うこともあります。
市民後見人は受任の基準が親族の協力を得られない、親族がいない等で市区村長の申し立てによる預貯金、資産などが一定基準以下の方の受任になりますので日常の主な財産管理が主となります。
成年後見人ができない事
成年後見人は賃貸借契約、介護施設入所契約、医療機関の入院契約、その他の利用契約を被後見人の代理で行うことはできますが被後見人の保証人となる事はできません。
成年後見人は代理で契約行為をしているので「=本人」とすると自分で自分の保証人とする事は常識的にあり得ないので納得いただけます。
問題となるのは、成年後見人には法的な身体侵襲行為についての同意権はありませんので予防注射接種や怪我や病気の治療、手術などの同意、同意書への署名もできない事です。
医師からの心無い言葉
医療同意ができない事で、駆け付けた病院の医師から「同意書にサインできないならここにいても無意味ですね。」「役立たず」とまで言われた市民後見人の方もいらっしゃるようです。
お医者様にはお医者様の法律やルールがあるのはわかりますが、是非ともご理解いただきたいところです。
市民後見人はほぼボランティア的に社会的弱者の役に立ちたい気持ちから受任しているところ、まして被後見人にはきちんと治療や予防措置を受けてもらわなければと思っているところへ「心無い言葉」はとてもつらいと思います。
現在も医師会、厚労省、法務省などで「医療同意」に関しては協議されていると聞きますが誰もが困らない環境が一日も早く整う事を祈ります。
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